その日は普通に終わった
夕方に洗濯をして、
夜に簡単な食事をとった。
テレビを少し見て、
いつも通りの時間に寝た。
借りたことは、
一日の中では大きな出来事ではなかった。
口座の残高を確認したとき、
ほんの少し胸が軽くなる感覚はあったけれど、
それ以外の時間は、普段と変わらない流れがあった。
洗濯物を干す手の感触や、湯気の立つ食卓、
テレビの音と時計の針の音が、
いつもの一日を形作っていた。
特別なことは起きなかった。
でも、日常が途切れなかったことの安堵は、
静かに、確かにあった。
小さな安心が、夜を穏やかにした。
そしてそのまま、眠りに落ちた。